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Heterocycles
and Medicinal Chemistry

 

私たちの研究室では、「複素環化合物」とよばれる、炭素以外の原子を含む環状化合物の合成と、その性質の解明に取り組んでいます。複素環化合物は医薬品や農薬、機能性材料など、私たちの身の回りのさまざまな分野で重要な役割を果たしている化合物です。特に医薬品の多くには複素環構造が含まれており、新しい薬をつくるうえで欠かせない基本骨格となっています。

本研究室では、ピリジン、キノリン、キノロン、ピリドン、ピリミドン、ピリミジン、クマリン、イソクマリンといった複素環化合物を主な合成ターゲットとしています。これらの化合物は、抗菌作用、抗腫瘍作用、抗炎症作用など、さまざまな生理活性と関わることが知られており、医薬品化学の観点からも非常に重要です。私たちは、こうした化合物をより効率よく、より自在に合成するための新しい反応や合成手法の開発を進めています。

研究では、目的の化合物を設計・合成し、どのような原料を使えば目的の分子ができるのか、どのような条件なら高い収率で合成できるのか、さらに、得られた化合物がどのような機能を示すのかを明らかにしていきます。このような研究は、新しい医薬品の候補分子の創製につながるだけでなく、有機化学の新しい可能性を切り開くことにもつながります。

複素環化合物の合成研究は、「分子をつくる面白さ」と「社会に役立つ物質の開発」の両方を実感できる分野です。分子レベルで物質をデザインし、自分の手で新しい化合物を生み出していく過程には、有機化学ならではの魅力があります。私たちは、複素環化学と医薬品合成化学を通して、未来の医療や化学技術に貢献することを目指しています。

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