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執筆者の写真生命応用化学科 日本大学工学部

Molbank誌に論文が掲載されました。

更新日:2022年12月16日

当研究室の研究成果がMolbank誌に掲載されました。



【概要】

 アズレンキノン誘導体はその合成法、構造、反応性、そして理論的な観点から多くの研究者の関心を集めてきました。一方、ベンゼン環が縮環したアズレンキノンであるbenz[a]azulenequinone類の単離は報告されておらず、その性質については未解明でした。

 本研究では、我々が以前に報告したbenz[a]azulene類と温和な酸化剤であるピリジニウムブロミドペルブロミド(PHBPB)を含水テトラヒドロフラン中で反応させることで、benz[a]azulenequinone類を中程度の収率で合成し、その初めての単離に成功しました。得られたbenz[a]azulenequinone類の詳細な構造を、単結晶X線解析によって明らかにしました。その結果、7員環部はトロポンのような芳香族性を有さないことを明らかにしました。

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